瑠璃光寺の夜は更けて

朝から、ハゼメンバーと共に山口維新公園に向かう、山口2006物作りフェスタに参加要請があり、ハゼの実復活委員会の活動と苦労、田布施和ロウソクを世に知らしめるため、機械工具一式をトラック2台に積み込み、突っ走った。
 各種グループがごっただえす中、我がチームも9時頃から作業開始、定刻10時にはハゼ絞り実地体験をやってみたい人が多勢集まってきた、なにしろ古代式?大型木造機械である、その上叩く音が大きいのでので、皆さん「なんだ、なんだ?」の顔で寄ってくる、おおみそかの鐘突きの要領でクサビを殴ればロウ油が出てくるので、大概の人が感激していた、しかも自分で絞った油で作ったロウソクをプレゼントするという趣向・・・「しかも、ただで!!(いうまでも無くプレゼントは普通無料)」予定の体験者80人、午後3時頃には無事終了

日の目的は"もの作りフェスタ"が主ではあったが、もう一つ、夕方6時から瑠璃光寺本堂で"和蝋燭で綴る山口"をも観ようとの計画があった、企画・構成・演出・花柳寿寛。
 観るまで詳細に付いては全然理解できてなかったのだが、本堂に入って驚いた、まったく停電状態である、和蝋燭だけで各種芸能を演じる趣向、最初は驚いたが馴れてくると、異様な世界へと引き込まれた、真の闇となると皆さん咳一つ出せないものである、観劇にありがちな"ざわめき"もない。
 主催者の住職に対するサービスなのか演目トップが住職と家来一名の合唱?般若心経から始まったのには参ったが、全員礼拝と言われたときは思わず癖で二拍二礼しそうになった?演目は次々と進んで行った、主役は時代劇さながら手燭をかざした"お女中"の先導で出てくるのである、関係はないが暗闇なので歳格好がわからないのが良い?
 感激したのは使われている蝋燭が我が田布施和ロウソクであることだ、プログラムを見れば協賛「ハゼの実復活委員会」とある、いつのまにかハゼ事務局長が手を回していたようだ、終わってみれば私のような無粋な者が観るにはちょっと高尚過ぎた。 

ここで一句

ロウソクの灯りで今日も無公害

・・・それにつけても、興奮した!!