たまげた!!

 怒涛のように寒気が襲来、急に冷凍庫に入ったようでブルブル震えるばかり、急なこととて着るものも無く、急場凌ぎにホカロンを二個ばかりシャツに接着?寒くなるのは覚悟していたがボチボチとやって来てもらいたいものである、こちとらにも用意というものがある、そろそろ冬支度をしなければ。
 Kさんがまたイノ捕獲、解体してくれとの電話、れやれと思いながらも大物かもと現場に直行、30Kg級が二頭走り回っている、今期では最大級?である。
 これから記すことは本当のことです、山の解体所で4人は一心不乱で皮を剥いでいたのだが、M氏「オイ!!イノシシ、イノシシ」と叫ぶ、当たり前である、イノシシを解体しているのに?と思ったが、なんとそこに一匹のウリ坊がヨロヨロと出てきた(倉庫の中に)、「○×▲&%#・・・」どう見ても乳飲み子である?、これには我等一同もビックリ仰天。
 どうも親に、はぐれたらしく「カメラ、カメラ」と叫んだがカメラが手元にあるはずも無く、無念の涙、あとから携帯があったではないかと気付く始末。
 以上本当の話です、午前中に解体終了、今度は夕方ヌカまきに山に急いだ、なんと今度は山の入り口駐車場(188号線沿い)に機動隊員5名が光方面を睨みつけて、突立っている、これには私も山に登るのを躊躇した、まあ午前中でなくて良かった、午前中なら荷台にイノの遺体二体に槍、包丁の殺害道具一式積んでいた、間違いなく検問に引っかかるとこであった?

ここで一句

脂身の無い我が体に冬の風