山陰益田市はもう冬

 雲は重く低く垂れこめて、益田はもう冬状態、26日昼前に大道山登山口到着、いつもと違い登る前に弁当を食す、腹を一杯にして登山開始、歩くこと40分、アッという間に頂上でVサイン、実にあっけなかった、感想としては山と云えば山、丘と云えば丘のようにも見える、我々プロ?の登山家にとってはとても物足りない結末となった、まあこれはこれで良い思いでとなり「まんさくの会」の歴史に残ったのだった。
 早めに宿に着く、益田市大谷町の「大谷温泉・かじか荘」市街から山へ向かって伸びている道の行き着く先に、ひなびた温泉宿があった、ここから先はもう道は無い、ひなびたと云ってもひなび過ぎる?静かに静かに温泉の雰囲気を味わえるいいチャンスだと満足満足である。
 ・・・が、なんと我がまんさくの会の無粋な男子どもは頭の中にはビール、焼酎の類がグルグル回っているようで、部屋割り後の厳粛な儀式、仲居さんが出てきてお茶など入れて「どうぞ・・・」などという手はずだが、それが待てない、座るやいなや、ビールのまわし飲み、バッグから密かに隠し持って来た焼酎などを飲みだす始末。
 幾ばくかのアルコールが入り、皆さん落ち着きを取り戻し温泉を楽しむ、この後宴会場で夕食、この後は凄まじい酒宴となった、カラオケ大合唱、いやはや・・・なんだかんだで、かじか荘の夜は更けたのだった。
 明くる今日は、マジメに益田市の名所旧跡を歩く、ボランティア活動グループからガイドさんを派遣してもらい、詳しく各地を説明してもらい、うんうんとうなずきながら勉強したのだった・・・帰宅後はせっかくの話も直ぐに忘れると思うとなんだか悲しくなるのだった。

ここで一句

もの足りぬ後は酒宴で満ち足りる

それにしても・・・山陰地方は寒い、人間も魚も身は締まる?