小五郎山

 今年初めての登山、岩国市錦町向峠の小五郎山(1,162m)へ、今年は登山グーループ「まんさくの会」に参加予定を申し込んだ日々がことごとく雨で流れ、焦せりに焦っていた、もうヤクが切れた状態で早く山に登らなければ大変なことに・・・日々全身に汗が流れ手は震え完全に禁断症状、幻覚症状が現れていた。
 今日は絶好の登山日より、空はあくまでも曇り、気温も下がり、これ以上は望めない、これはグループの皆さんには黙っていたが三日前から私が我が氏神さま、住吉神社の方に向かい・必ずや雨の降らすことの無いよう頼んでいたのだ、賽銭は届かずとも日頃の信心深き姿を見られていたのでしょう、願いは通じた、また錦町の町長さんにも田布施の高名な登山家が行くので登山道は掃き清めておいてくださいとお願いした(嘘ですが・・・)、登山入り口の朝市の"おばさん"が言うには昨日、山頂までボランティアの方々が木々草々の刈り払いをしたそうで、コンディション上々、偶然とはいえ気持ちは良い。
 登山口の看板に山頂まで110分とある、となると我々は高齢分を差し足して?二時間ちょっとかな?全員未踏の地、山頂に日の丸を?(聞けば5年前に登った人、数名いると判明)二時間余の戦いに一歩踏み出す、総勢13名、縦列も13名となると砂漠の隊商なみ、私も久しぶりなので足に幾ばくの不安もある、最初はなんとか皆さんに付いていけるよう処女のごとくである、中腹まではけっこうアップダウンがあり足慣らしに最適?
 途中の休憩時Tさんが、梨に似た実を見つけて騒ぎ出した、誠に見かけは梨であるが小粒、ピンポン玉級である、これはなんぞや?T氏これは”サルナシ”ではなかろうか?帰宅後ネットで調べたが違うような?
 足慣らしが順調で後半はそのままの勢いで山頂に、登りきったら、そこで弁当を広げるのが”まんさくの会”の掟である、早速、食べにかかるが寒い寒い温度計持参のM氏がただいま13度などという、寒いわけだ、流れ出た汗も冷却装置となり、充分を云えば陽射しが欲しいほどであった、かくして久しぶりの登山は忘れられない記憶となった、グループの皆さんありがとうございました、来月は一泊予定で島根県、大道山&ひなびた温泉?とか。
 画像は山頂から見た中国連山・・・冠山、寂口山、など。

ここで一句

我が足の衰え試す登山道

それにしても・・・清清しい疲れだ?