流行の泥棒

気予報によれば明日はぶち寒いそうである、突然の冬への逆戻り、困った困った家の中でコタツでも入っていればいうことはないのだが?運悪く仕事が入った。
 最近金属泥棒が流行している、もう金属なら何でもよい状態、重量物でも平気で持ってゆく、一トンもの平鉄板でも苦にしない、今や泥棒も機械化、オペレータを雇っているようだ、昔は金属泥棒といえば金の延べ棒などが定番だったのに?。
 遊園地の滑り台のステンレス部分を持ってゆく、道路の排水溝の蓋を持ってゆく、中々やってくれる、泥棒にも子供は居るだろうに、電気が通っている電線を切断して持ち去ったという、あれは電気屋のなれの果てに違いない、私としては非常に残念、とにかく世界中で金属が足らないというのだから困ったものだ、おかげで私たち電気工事業者ももろに影響を受けている、なにしろ電線が高騰、以前より三倍の値段になっている、急にお客様に工事代金を上げるわけにもゆかず弱っているのが現状である。
 私が電気屋になった頃もけっこう銅の値が高く、ペンチで電線の端を切るたびに現場に手伝いに来ているオバチャンたちがサッと寄って来て持ってゆく、まあ、おかげで掃除しなくて良かったが、それも日本国中裕福になると自然と消滅したが・・・そろそろこのような行為が復活するかも?
変わって、大変な失敗、そろそろ彼岸が近づいて来た、毎年のことだが墓道の道打ちを3月初めに挙行することになっている・・・が役員一同(私を含む)コロッと忘れている、今日K氏から指摘されて気がついた、あわてて連絡、来る18日にしょうではないかと談合、彼岸にギリギリ間に合うかも雨でも降った日にはアウト・・・ご先祖さんもカンカンに怒るぞ〜
 まあ私の自慢だが?かれこれ三年ぐらい親の墓には行っていない、墓とは只の石と思っているものだからしょうがない、とてもあそこに親が居るとは考えられないのだ、そういえば家の仏壇にも手を合わしたことが無い、人間死んだら炭水化物となって土へ帰る。
 こんな私だから当然道打ちなどは忘れ去っている、誠に「ごめんなさい!!」である、そろそろ墓に入る年代なのにこんなことでいいのだろうか?。

ここで一句

中国がクシャミするたび鉄不足

・・・それにつけても・・・泥棒も力が必要になった?