五日ぶりに又!!

後三時頃、山の畑に白菜でも取ってこようと出かけたらなんとイノが檻に四匹も入って暴れている「おいおい!!冗談だろ!!」と頭を抱え込む。
 五日前に足括り罠にぶら下がっていたばかりなのに、「また〜?」今晩は予定が入っているのに困った困ったが頭をかすめる?・・・がここは仕方がない殺害グループの一人K氏に電話、何を思ったか日曜なのに真面目に仕事中などという。
 ・・・が彼はイノと聞いたら何処にいても飛んでくる性格、もう一人O女史もどうやら爆睡中をたたき起こされたもようであったが、どうにか陽の沈む前に全員集合、早くしなければ暗くなったらイノが仲間を連れて、やって来そうで恐くなる、気が気ではない?。
 今夜は一応三匹を解体一匹は明日無職の私がボチボチやることに決定、いつも解体作業場と決めている従兄の家で夜陰に紛れて?バラバラにする、夜陰とは程遠く投光器をこうこうと照らしての仕事、近所から丸見えである、多分遠くの窓から覗き「なんという連中だ・・・」だと家族で話題にされている事だろう。
 三匹一緒にぶら下げて解体の競争をしようなどという、そりゃ〜私が負けるのは決まっている、生来の不器用さもさることながら、こんな残虐な行為は向いていない、片手では拝みながら包丁を振るうのである、彼等二人の眼の輝きには本当に敬服、感心する?のだ・・・案の定一時間遅れで私は終了、寒さと恐さで身体は凍りついた、本当にこの歳で包丁を手にするとは夢にも思ってもいなかった・・・嫌だ嫌だ!!。

ここで一句

我もまたバラバラ事件に関与せり

・・・それにつけても・・・疲れた、