注連縄作り

年正月用の注連縄作りは私の恒例行事である、本当はお店で買い求めれば良いのであるが、年末ともなると借金の支払いも溜まりに溜まっているので、飾りまで買う余裕は無い。
 ・・・てなわけで近所のおじさんが、藁束を持ってくる、手槌も借りてくる、誠心誠意をもって藁束を叩き、一本一本を丁寧にしごく、今年も終わりだと思い来年に夢を馳せる。
 縄をなうと云っても、なかなか難儀である、なにしろ一年に一回の仕事である、おまけにおじさんが注連縄は左縄でなくてはならぬなどと言い出す、そんなことは出来るはずがない、なんたって俺は右利きだ〜。
 なんだかんだと云っているうちに子供の工作みたいな奴が出来上がった、「まあ、こんなもんだろう?」と終了、こんなんじゃ〜神もお喜びにはなるまい、やっぱり来年もダメか〜!!。
変わって昨日の続き、早朝勇んでイノ捕獲檻に直行、シャッターは見事閉じていた・・・が肝心のイノの姿が見えぬ、なんだなんだ天に上ったか?地に潜ったか?檻には血も少々付着している、すわっ!!事件か?犯人はと思ったが、よくよく冷静に考えて見ればシャッターをこじ開けたとしか思えぬ、話には聞いていたが、イノの奴なかなかやるではないか、しかしまた餌付けからやり直しと思うと、さすがアキラメの早い私も今度ばかりは落ち込んだ。

ここで一句

正月はボタン鍋など夢の夢

・・・それにつけても、イノの奴恥をかかすなよ!!