研修旅行

晩泊まりで四国松山方面にハゼ研修旅行と銘打って、出発(昨日)、早朝肌寒い中をフェリーに乗り込む三津浜まで二時間半の船旅、メンバーは「ハゼの実復活委員会」のそうそうたる連中だ、目的は内子町のハゼ関係者との会談。
 船内で「松山に着いたら、なんと挨拶するのか知っているか?」とメンバーの最古老がいう、はて!!と皆が考えていたら「イヨッ(伊予)!!」と言え・・・などと、しょうも無いダジャレを早くも繰り出すのでこりゃ〜今回も疲れそうと覚悟を決める。
 我が復活の会長が東京から駆けつけ合流、なんと空路松山空港〜電車で内子駅に・・・神出鬼没、スピード満点の荒業である、全員集合、再会の喜びもそこそこ、早速昼食、行き当たりバッタリの店で腹を満たすこととなる、これが幸運にも頬も落ちんばかりの味、メニューに郷土料理「鯛飯なんとか、かんとか・・・」とあった、郷に入れば郷の料理を試さなくてはの思いか?メンバーの大半は鯛と決定、誰が考えても鯛と米の混ぜ飯と予想・・・が違った。
 運ばれて来た膳の上には、白飯、鯛の切り身(刺身風)、小椀に生卵、だし汁、側に薬味などが取り揃えてある?「これは如何にするや?」と店人に尋ねれば「飯の上に切り身を並べ、生卵ぶっ掛け丼風に・・・」せよとの仰せ、なるほどそうかと納得。
 その昔我が親が粋がって飯の上に刺身を乗せ、お茶をぶっ掛けたのを思い出した、あれも考えも無くやった分けではなかったのだ?。
 とにもかくにも、この鯛は美味かった、私だけでなく皆さんも同意見、チャンスがあれば海を渡り鯛飯定食を食べに行こう、お勧めです。
 内子町は職人の町である、その昔はハゼロウの本場であったらしい、ハゼロウで巨万の富を手にした家々が並んでいる、電灯照明の時代になり没落、奢る平家の例は何時の世もあるものである・・・が今はそのハゼロウ時代の懐かしさを利用、観光地として立ち上がろうとしているようだ、しかも十数年前からハゼの木の栽培も手掛けている、うらやましい限り。
 我々も思いは同じだ、わが町をハゼロウで盛り上げたいのだが・・・なにせ財政厳しい今、誰も応援の手は挙げない、孤軍奮闘、孤立無援、支離滅裂、酒池肉林?である、皆さん我がグループに浄財を・・・?。

ここで一句

食い気だけ溢れて過ごす旅の空

・・・それにつけても、充実した旅であった!!