百姓の基本

島各地で土砂災害が多発しているが、我が裏山は今だ崩れず、今年もなんだか無事に済みそうである、「百姓は草刈に始まり、草刈に終わる?」と、かの有名なナポレオンは言った、今だ、山の田んぼの草は叔父さん任せであったが。
 ここにきて私も発奮なんとか数日前、草刈機を手に入れた、スクスク育つ草を見て、おのれ雑草ども今に見ておれと腕を撫でふしていた・・・のだが、なにせこの雨でチャンスなく、今日は嬉しくも曇り空、おっとり刀(草刈機)で山へ駆けつけた。
 言いたくはないが初めて草刈機を使うのだ、田んぼに上るまで待てず途中の坂道でエンジンを始動、その辺の雑草をバッタバッタとなぎ倒したのだ、機械の威力は凄さまじい、悲鳴をあげながら倒れてゆく、痛快なり!!。
 そうこうする内に大百姓の知人2名が草刈機を持って現れた、別に連絡はしてないのに?どうも私の行動は何もかも見破られているようだ、なるほどプロの手さばきは軽やかにして大胆だ、しばし草刈の基本を習う、草刈の極意とは「いかに同じ油糧で広範囲の草を刈るか?」なるほど理屈である30分で済む所を40分掛けていたのでは油の損、・・・しいては世界資源の損失である。
 ・・・とは云っても私も長年かかったここまでの老体、悲しいことに、そんなに無茶苦茶に腕は振れないのだ。
 おかしいことに3人で草刈の競演をしていたら、草の悲鳴が聞こえたのか叔父さんが現れた、遂には4人での草刈となった、まるでシルバーさん達ちが団体でやっている草刈風景見たいになった・・・こりゃ〜癖になりそうだ?なを草ならぬマムシを3匹刈り取る・・・ここはマムシの宝庫か?・・・聞いてない?。

ここで一句

雑草に比べて茄子は気が弱く

・・・それにつけても、疲れた!!