ヒンカチ

日雨、春雨みたいで濡れても寒くない、他所では温度が20度まで上昇したというからびっくり、このまま春までこの暖かさが続けば良いが?
 ヒンカチが現れた、他所よりだいぶ遅れて来訪、心配していたのだが、これで安心した、ヒンカチとは私が子供の頃から周りの人が云っていた名前でジョウビタキというのが本来の名前らしい、羽に鮮やかな紋付きを染め抜いている、詳しくは知らないのだが南方(雑な云い方ですが)方面からの渡り鳥に違いない、北の方から来るとはとても思えない羽の色調である。
 この鳥は子供の頃から、いやその前から飛んで来ていたに違いない、先祖代々親から厳命を受けここに来ているのか、はたまた違う家系が来ているのかはわからないが私としては毎年同じ家系のヒンカチが来ているのだと思いたいのです。
 鳥というのは家族はいないのだろうか、どう見ても一人暮らしらしく、一羽が縄張りを守って、その辺りを飛び回っている、不思議なことにこの鳥は、ほとんど止まる場所(木)が決まっている、まことに几帳面な性格である、故郷に帰るときは、また一羽で寂しく荒波を越えてゆくのだろうか、なにも命がけの旅をしなくても、ここにいれば良いのにと思う、その生態を知りたいものです。

ここで一句

良く来たな遠路はるばる我が村へ

・・・それにつけても、長旅ご苦労さん?

認知症症候群進行具合?

小康状態。