通潤橋 !!

 AM4:00きっかり、真っ暗な中をまるで夜逃げのごとく家を出、徳山東から高速に乗る、色々と道路公団関係者の談合で出来た道路だろうが、走ってみればそれはそれで快適である、料金の方も高即?である、前から民主党の公約に高速道路無料化があったが、あれは全国的なものなのだろうか、となると今度の投票も一考の内に入れておこう。
 しばらく走り九州路に入った頃、悪いことに道路上は横殴りの大雨、雨と前車の飛沫で前方も見えないのである、あれだけ雨を望んでいた私ではあったが、こんな所で降ってもらっても困るのである、まったく想定外の出来事?。
 今日の目的地は高千穂峡、高千穂で船に乗って川の中からあの奇岩、奇壁を見ようのつもり、予定より早く到着の見込みとなり、急遽予定予定変更、近くにどこか有名な場所とマップを見ていたら、あったあった、ちょっと通潤橋熊本県山都町、旧矢部町)に寄って見ようとなる。
 通潤橋に着く、あれっ!!なんと以前見た風景、アーチ型の橋、見たことも、やったことも瞬時に忘れる特技を持っている私の脳だから、まあこんなこともある、しかしここから運のいい出来事が、この橋は中央付近から農業潅漑用水を放出する仕組みになっている、どういう仕掛けかは良くわからない 今日12:00から放出予定と云う、これは見なくてはなるまい。
 時間待ちで付近の五老ケ滝、吊橋、棚田風景を散策する、大雨のおかげで滝も猛烈な勢いで流れ落ちている、飛沫の虹がまた一段と風景を良くしていた、そうこうする内に時間がせまる早々と橋の下でカメラを構える、なんの前ぶれもなく水が猛烈に噴出す、思っていたより、かなり迫力であった、昔の人の知恵は凄いと感心、民、百姓をいじめてばかりいたのではなさそうだ。
 高千穂峡がまた思いが狂う、到着と同時に船着場に急いだが、話が違う、舟を見ればなんとそこらの海水浴場にある手漕ぎボートなのだ、自分で漕いで好きな所に行け、ただし1500円の代金を払うよにと云う、非常に考えた仕組みになっている、まるで鵜匠である?順番待ちの盛況である10杯ぐらいのボートを自在に操ってタバコくゆらせ金儲け、水面上では素人船長が右往左往、なかには川に横たわりカメラを定めている者もあり、マナー無視の無法水面、私もボートの仕組上前が見えない、奇岩なぞ見る余裕なし、この歳で家内とボートに乗るとは・・・悲劇だ。